— 悪霊トートーメー・破壊神ジュゴン、南海の大決戦 : 週刊オブイェクト絶対平和思想こそ選択肢 沖縄から「無防備宣言」を
海勢頭 豊(西原市 平和音楽家 65歳)米国は何度も善良な国になるチャンスを逃してきた。結局はアイゼンハワーの警告通りに、軍産複合体に支配されたままである。 特に残念だったのは、ゴアがブッシュに敗れたことだった。冷戦が終結し、いよいよ世界が協力して環境問題に取り組む、そうした時に、 ブッシュは9・11と対テロ戦争を手際よく演出してまとめ、国民から膨大な予算をせしめたのであった。戦後日本もまた、米国軍産複合体に支配されたままである。政府は巨大な収容所の中の自治会のような状態で、復帰前の琉球政府の方がまだましだったといえる。米国が経済配給を施し、経済大国にして魂を狂わせてコントロールしてきた戦後日本に、沖縄が復帰したものだから、日米とも沖縄の処遇に困ってしまっている。そもそも外交と国防は国の専権事項とごまかしてきた自治会組織に、米軍事戦略の不当を正す力があるわけはなかった。臆病な現在の日本政府に、どうしたら収容所の外に出る勇気を与えることができるか?それをまず、沖縄自身が考えなければならない時期に来ている。
幸い戦後27年の米軍支配下で、沖縄は天皇の呪縛から解放され、本来の絶対平和思想を取り戻すことができた。その思想的なパワーは、世界のいかなる相対的平和主義にも妥協しない、神の次元のものだ。実はその絶対平和思想こそ、明治国家が皇紀の歴史改ざんを行うに当たり、最も不都合なものとして処分しなければならない思想であった。
あれから130年。古代邪馬台国を無防備で治め、倭国を建設した日巫女、すなわちトートーメーとの世直しの約束は、処分されずに時空を超えて沖縄に残っていたのである。琉球とは、平和な理想社会を求める心のエントロピー。その流求し瑠求してきたエネルギーの上に、琉球王国は完成をみたのであった。そして今、この琉球の絶対平和思想こそが人類に残された唯一の希望となり、選択肢となった。しかしこの期に及んで国防族は沖縄全域の軍事要塞化を狙っている。それを許せば箸墓のトートーメーが怒りを爆発させ、竜宮神ジュゴンが大破局をもたらすだろう。
急ぎ沖縄から「無防備平和宣言運動」を行い、世界の理想を現実に近づけていきたい。那覇市での条例実現を目指し、10月10日から行う直接請求署名運動の準備に向けて、運動の母体になる「戦争はイヤです!なは市民の会」を8月16日に結成します。多くの参加、支援をよろしくお願いします。