16 6月 10

 ただ、関係者からは予算を切り詰めた民主党・事業仕分けと、はやぶさの成果との整合性に疑問の声が上がっていた。

 川端達夫文部科学相も15日の閣議後の記者会見で、23年度のはやぶさ2の開発予算を概算要求で増額する考えを示唆。22年度の減額の経緯を「はやぶさがどうなるか若干の不安があった。結果を見ながら考えようということだった」と説明した。

  仕分けの再検討について、科学技術開発に詳しい角南(すなみ)篤・政策研究大学院大学准教授は「予算削減の見直し自体はいいことだが、『みんながすごいと 言ったから見直す』では困る」と批判。「科学者が成果を出すには膨大な試行錯誤が伴う。成果だけで判断するのでは、科学者の挑戦への気骨、矜持(きょう じ)を踏みにじっていないか」と疑問を呈する。

 回収されたカプセルイトカワの土壌が含まれているかはまだ分かっていないが、角南准教授は「採取できていなかったら今回の偉業は無駄なのか。国家全体で資源配分をどうするか、科学技術をどう位置づけるかという視点で科学プロジェクトを精査すべきだ」と要望している。

「はやぶさ」人気で宇宙予算再検討 仕分け軌道修正 (1/2ページ) - MSN産経ニュース

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07 7月 10
最後に、漫画の構成は一見「両論併記」の形をとっていますが、それは社会通念上認められるものではありません。両論併記とは、例えば目的にたどり着く合理 的な道筋が2つあるようなときに両者を紹介する方法であり、今回のように明確に科学的な決着がついている問題について、正しい科学と偽科学を並べて両論併 記と主張することはあり得ません。このような取り扱いは、両者がともに科学的根拠を持つものという大きな誤解を読者に与えるだけです。そのような誤解を広 げることが貴編集部の真意であるならば、それは別の大きな問題を提起します。

それは「あるある大事典」の放送中止と同様の問題です。中止 の理由は、「バラエティーだから許される」という安易な考え方で科学を無視し、非科学的な番組作りを行ったことです。漫画だからといって、非科学的な主張 があたかも正論のごとく大きく取り上げることに、私たちは「あるある大事典」と同様の危惧を感じていることを強くお伝えします。
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27 7月 10
 しかし研究チームはこのほど、ついにその証拠を惑星状星雲「Tc-1」で発見した。惑星状星雲とは、恒星が一生を終えた後に残された星間ガスとちりの雲である。

 Tc-1には水素が極めて少ない。フラーレンの形成には適しているが、水素の豊富な宇宙ではめずらしい環境だった。炭素と結合しやすい水素が豊富にあると、炭素のみのフラーレンは形成されにくい。

 惑星状星雲Tc-1の元になった恒星は、はるか昔に外層の水素を失っている。しかし最近になって、残存炭素が放出されるという奇妙な現象が起きたために、フラーレン分子が形成されることになった。

 また、カミ氏のチームの発見には、ちょっとした幸運も重なったようだ。フラーレンの温度がスピッツアーの観測に理想的で、この分子が放つ赤外線を検出で きたという。恒星から炭素が放出されてから100年ほど経過しており、温度は室温程度に下がっていたのだ。「あと1世紀もたてば、分子は恒星からさらに 漂って離れてしまい、さらに温度が下がって赤外線望遠鏡では検出できなくなるだろう」とカミ氏は話している。

 同氏によると、宇宙でのフラーレン発見によって星間空間の化学組成解明が進む可能性があるという。特に注目されるのは拡散星間バンド (DIB:diffuse interstellar band)の問題だ。DIBは天体から来る光のスペクトルに存在する未解明の吸収線である。

 例えば、星からの光をスペクトル分解すると、分子によって吸収しやすい波長がそれぞれ異なるため、その光源の星の大気に存在する化学物質の種類がわかる。また、星からの光の一部が地球到達前に他の物質に吸収されると、その部分がDIBとしてスペクトルに現れる。

 科学者の間ではDIBの吸収物質について活発に議論されており、宇宙分光学で最大の問題の一つとなっている。そこで今回、巨大で複雑な構造体フラーレン が宇宙で確認されたため、吸収物質の候補として注目が集まっている。「フラーレンが宇宙に存在すると証明されたからには、DIBとの関係性をはっきりさせ たい」とカミ氏は話す。 今回の研究は「Science」誌7月23日号に掲載されている。
ニュース - 科学&宇宙 - C60フラーレンを宇宙で発見 - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト

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